ITパスポート試験

ITパスポート試験

情報処理試験は「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」の水準がある程度以上であることを認定している国家試験です。
現在、日本にはパソコンだけを対象とした国家試験はありません。そこでこの情報処理技術者試験をコンピューターを扱う人のための国家試験と位置付け大学での入試や単位、企業に於いては一時金や資格手当ての対象としているところが多数あります。
試験はレベル1~4の4段階に13の試験科目があります。

ITパスポート試験は情報処理技術者試験の中のレベル1の試験で内容的にはもっとも易しい試験になります。合格率は50%前後と国家試験としては高い数字になっていますが、前提知識のない初学者が独学で取得するのは相当な努力が必要です。
想定される受験者は「社会人として誰もが備えておくべき基礎的な知識を測る」とされておりコンピューター技術者だけでなく一般事務職などにおいても有用な資格とされています。
出題範囲は広範にわたり、「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」それぞれの分野から合計100問が出題されます。
また、2011年11月からは国家試験としては初のCBT方式(パソコンを使用した試験)を採用し随時試験となるため取得する機会が増え、ますます取得者が増えることが予想されています。

パソコンスクールZAMaでは通常の回数券等を利用した受講も可能ですが、合格サポートプランもご利用頂けます。

ITパスポート合格サポートプラン

CBT方式の採用により過去問題の公表はありませんが、情報処理試験日(毎年4月、10月)に直前半年間に出題された問題から100問が公開問題として公表されています。これらの問題はブログで随時解説を加えておりますのでご参照ください。

※令和3年度より公開問題は年1回4月に公開されるようになりました。

ITパスポート 令和3年 公開問題
解説者雑感: シラバスがiパス4からiパス5へと変更になりましたが、用語等の入れ替えはあるものの問題傾向は大きく変わらず第4次産業革命に関連してAIやIoTの問題が頻出になっている印象です。難易度としては決して難しくなっている訳ではないと思...
ITパスポート 令和2年秋 公開問題
解説者雑感: 新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言などがあり4月は受験者数が1,000人台、5月は受験を休止されていたために0人という異常事態でした。ただ、緊急事態宣言が明けた6月以降は反動で受験者数が増え半年間の受験者人数は昨年とほ...
ITパスポート 令和元年秋 公開問題
解説者雑感:4月にITパスポートのシラバスが改定されて初の問題公開となりましたが、インダストリー4.0に関する問題比率を1/2程度まで引き上げるとの宣言通りにAI、IoT、ビッグデータなどに関する問題が従来よりも多く出題されています。相変わ...
ITパスポート 31年春 公開問題
解説者雑感: 前回30年秋に比べると若干難易度の上がった問題が散見されました。ただ、計算問題は複雑な数式を用いるものはなく平均的な内容だったと思います。31年4月からはインダストリー4.0を中心とした試験範囲の追加がありましたので、その準備...
ITパスポート 31年春 公開問題
解説者雑感: 前回30年秋に比べると若干難易度の上がった問題が散見されました。ただ、計算問題は複雑な数式を用いるものはなく平均的な内容だったと思います。31年4月からはインダストリー4.0を中心とした試験範囲の追加がありましたので、その準備...
ITパスポート 30年春 公開問題
解説者雑感: 30年春の公開問題は難易度としては平均よりも全体的に易しいように思います。ただし、新出の用語が多く出題されているので幅広い知識が要求されます。情報セキュリティに関連する問題は全分野で散見されます。計算問題は数式を立てる事が困難...
ITパスポート 29年秋 公開問題
解説者雑感: 29年秋の公開問題は難易度としては平均的だと思われます。近年の傾向として情報セキュリティに関連する問題が多く出題されているのは今回の公開問題からも見て取れます。計算問題は数式を立てる事が困難な難問と呼べる設問はなかったようです...