(IP)H30年秋 問63

トランザクション処理におけるロールバックの説明として,適切なものはどれか。

 あるトランザクションが共有データを更新しようとしたとき,そのデータに対する他のトランザクションからの更新を禁止すること

 トランザクションが正常に処理されたときに, データベースへの更新を確定させること

 何らかの理由で, トランザクションが正常に処理されなかったときに, データベースをトランザクション開始前の状態にすること

 複数の表を,互いに関係付ける列をキーとして, 一つの表にすること

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正解:ウ

解説:
トランザクションとはデータベースにおいて一連の処理を意味します。ロールバックは主にソフトウェア系のエラー(トランザクションエラー)でデータベースが異常処理を行った場合にトランザクション更新前情報を元にトランザクション処理が行われなかったものとしてデータベースを復旧する手段です。これに対し主にハードウェア系のエラーが発生した場合にはトランザクション処理は正常に行われていると考えられるのでトランザクション更新後情報を元にトランザクション処理が終了したものとして更新後に復旧します。

ア.排他制御のロックに関する説明です。

イ.コミットメント処理の説明です。

ウ.正解です。上記解説もご参照ください。

エ.表の結合に関する説明です。

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