(FE)H29年秋 午前 問56

新規システムにおけるデータのバックアップ方法に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

 業務処理がバックアップ処理と重なると応答時間が長くなる可能性がある場合には,両方の処理が重ならないようにスケジュールを立てる。

 バックアップ処理時間を短くするためには, バックアップデータをバックアップ元データと同一の記憶媒体内に置く。

 バックアップデータからの復旧時間を短くするためには, 差分バックアップを採用する。

 バックアップデータを長期間保存するためには, ランダムアクセスが可能な媒体を使用する。

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正解:ア

解説:
バックアップに対する出題ですが、本問のように「最も適切なもの」を選ばせる場合には1番ではないが適切なものが含まれる場合がありますので注意が必要です。

ア.正解です。業務処理中にバックアップが行われるとタイミングによって業務データがバックアップに反映されないことが考えられるので業務処理とバックアップが同時に行われないようにスケジュールする必要があります。

イ.バックアップデータを同一媒体で保存した場合、媒体自体が故障した際にバックアップデータも故障で使えなくなります。

ウ.バックアップからの復旧で最も高速な方法はフルバックアップです。しかし、フルバックアップはバックアップの取得に時間が掛かるので差分、増分と組み合わせて行うことが重要です。

エ.長期保存とランダムアクセスに相関関係はありません。

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