(IP)H31年春 問37

プロジェクトにおけるリスクマネジメントに関する記述として、最も適切なものはどれか。

 プロジェクトは期限が決まっているので、プロジェクト開始時点において全てのリスクを特定しなければならない。

 リスクが発生するとプロジェクトに問題が生じるので、リスクは全て回避するようにリスク対応策を計画する。

 リスク対応策の計画などのために、発生する確率と発生したときの影響度に基づいて、リスクに優先順位を付ける。

 リスクの対応に掛かる費用を抑えるために、リスク対応策はリスクが発生したときに都度計画する。

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正解:ウ

解説:
リスクマネジメントとはあらかじめ想定されるリスクに対してどのような対応を行うかなどを事前に決めておくものです。予期せぬリスクが発生することもあるので適宜リスクマネジメントは更新する必要があります。

ア.プロジェクトは期間の定められた活動ですが、その間に発生するリスクを全て洗い出すことは現実的ではありません。

イ.リスク発生によりプロジェクトに問題が生じる可能性はありますが、すべてのリスクを回避することは不可能でありリスク保有、リスク低減、リスク移転などの対策を発生するリスクに応じて使い分けるべきです。

ウ.様々なリスクがあるなかで対応する優先順位を付けることは重要な作業です。

エ.リスク発生後にリスク対応をする場合は事前準備ができていないためかえって多くの費用が掛かることがあります。

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