(IP)R1年秋 問38

システム開発プロジェクトの開始時に、開発途中で利用者から仕様変更要求が多く出てプロジェクトの進捗に影響が出ることが予想された。品質悪化や納期遅れにならないようにする対応策として、最も適切なものはどれか。

 設計完了後は変更要求を受け付けないことを顧客に宣言する。

 途中で遅れが発生した場合にはテストを省略してテスト期間を短縮する。

 変更要求が多く発生した場合には機能の実装を取りやめることを計画に盛り込む。

 変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と合意しておく。

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正解:エ

解説:
システム開発時にユーザーからの要求で仕様が変更されることがありますが、仕様変更が頻繁な場合やシステム全体に与える影響が大きな変更が要求された場合に納期の遅れや品質の低下を招く可能性があります。そこで、事前に仕様変更に対するルールを明確化しておき、ルール内でユーザーからの要求には最大限応える体制を構築する必要があります。

ア.顧客からの変更要求に対応ができない顧客満足度の低下を招くことになります。

イ.テストの省略によりバグの取り残しなど品質の低下が予想されます。

ウ.必要な機能まで実装できなくなる可能性がありシステムの目的を果たせない可能性があります。

エ.正解です。すべての顧客の要請を受け入れる事はできませんが可能な限り受け入れられる体制を維持すべきです。

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