(IP)R1年秋 問77

無線LANに関する記述のうち,適切なものはどれか。

 アクセスポイントの不正利用対策が必要である。

 暗号化の規格はWPA2に限定されている。

 端末とアクセスポイント間の距離に関係なく通信できる。

 無線LANの規格は複数あるが,全て相互に通信できる。

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正解:ア

解説:
ア.無線LANは無指向性で誰が傍受するか分からないのでアクセスポイントには不正利用されないための暗号化やステルス化などの対策が必要です。

イ.無線LANの暗号化規格にはWPA2以外にもWPAやWPEなどがありますが、WPEは暗号解読が容易なために現在では利用されていません。(用いないことが推奨されています。)WPA2よりも強度の強いWPA3が今後は普及すると考えられています。

ウ.無線波には限界距離が存在します。一般に障害物のない状態で100m程度が限界とされます。

エ.無線LANには大きく分けて2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯を用います。周波数が異なると相互通信はできません。テレビとラジオは電波を受信しますが多くの場合テレビでラジオを聴くことはできませんし、ラジオでテレビを観ることができないのと同じような原理と考えると良いでしょう。

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