(FE)H30年春 問45

生体認証システムを導入するときに考慮すべき点として,最も適切なものはどれか。

 本人のディジタル証明書を,信頼できる第三者機関に発行してもらう。

 本人を誤って拒否する確率と他人を誤って許可する確率の双方を勘案して装置
を調整する。

 マルウェア定義ファイルの更新が頻繁な製品を利用することによって,本人を
誤って拒否する確率の低下を防ぐ。

 容易に推測できないような知識量と本人が覚えられる知識量とのバランスが、
認証に必要な知識量の設定として重要となる。

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正解:イ

解説:
生体認証(バイオメトリクス認証)は身体の一部を使った認証方式であるため複製が難しくパスワードを覚える等の記憶に頼ることや、パスワード生成器の紛失ということもない安全で簡単な認証方式ですが、他人を認証してしまう可能性と、本人を他人として認識し認証しないリスクのバランスを取る必要があります。

ア.生体認証にデジタル証明書は必要ありません。CA(認証局)による公開鍵の真正性を利用した認証方式で必要となります。

イ.正解です。上記解説もご参照ください。

ウ.ウィルス対策ソフトのマルウェア定義ファイルに関する説明です。このことにより本人確認の確率低下を防ぐことはできません。

エ.パスワードによる認証で必要な内容となります。

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