DBMS において,複数のトランザクション処理プログラムが同一データベースを同時に更新する場合, 論理的な矛盾を生じさせないために用いる技法はどれか。
ア 再編成
イ 正規化
ウ 整合性制約
エ 排他制御
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正解:エ
解説:
データベースでは複数箇所から同時アクセスされることがあり更新のタイミングによってはデータに矛盾が発生することがあります。例えば端末Aがデータベース内の在庫データを更新しようとしたタイミングで端末Bが在庫データにアクセスした場合、当該データは端末Aによる更新が完了していないので古いデータということになり矛盾が発生します。そこで、端末Aが在庫データにアクセスをした際にロックをかけて他の端末からのアクセスを禁止して論理矛盾を防ぐ仕組みを排他制御と呼びます。
ア.再編成はデータの作成と消去を繰り返すことによりデータアクセス速度が低下してしまったデータベースを整理する技法です。
イ.正規化はデータベースの元となるデータを矛盾なく扱えるようにするために表を分ける作業です。
ウ.整合性制約はデータ内容に矛盾がないように主キーと外部キーの関係を定めたものです。
エ.正解です。上記解説もご参照ください。
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