企業が,他の企業の経営資源を活用する手法として,企業買収や企業提携がある。
企業買収と比較したときの企業提携の一般的なデメリットだけを全て挙げたものはどれか。
- 相手企業の組織や業務プロセスの改革が必要となる。
- 経営資源の活用に関する相手企業の意思決定への関与が限定的である。
- 必要な投資が大きく, 財務状況への影響が発生する。
ア a
イ a, b, c
ウ a, c
エ b
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正解:エ
解説:
企業買収は自社が欲する経営資源を持つ企業を傘下に収めることで直接的に指揮下に置くことができます。ただし買収に対する抵抗があった場合の対策や費用が大きくなるデメリットがあります。
企業提携は自社の欲する経営資源だけを金銭や自社の持つ技術などと交換に取得する手法で買収に比べて安価で必要な経営資源だけが手に入る一方、相手企業を直接指揮下に置く訳ではないので意思決定に相手企業の意思が強く反映されるデメリットがあります。
a.相手企業の組織や業務プロセスを変えることはできません。
b.上記説明のとおり相手企業への関与は限定的となります。
c.必要な投資は買収に比べると一般に安価です。
以上のことからデメリットと考えられるのはbのみとなりエが正解となります。
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