製品Aの生産計画量、部品Bの総所要量及び在庫量が表のとおりであるとき、第2週における部品Bの発注量aは何個か。
[条件]
- 製品Aの生産リードタイム(着手から完成までの期間)は無視する。
- 製品Aを1個生産するためには部品Bが2個必要であり、部品Bは製品Aの生産以外には使われない。
- 部品Bの発注は、各週の生産終了後に行い、翌週の生産開始までに入荷する。
- 部品Bの安全在庫は、当該週の部品Bの総所要量の25%とする。
- 部品Bの第1週の生産開始前の在庫量を100個とする。
単位 個
第1週 | 第2週 | 第3週 | |
製品Aの生産計画量 | 40 | 40 | 20 |
部品Bの総所要量 | 80 | 80 | 40 |
部品Bの在庫量 (生産終了後) |
20 | ||
部品Bの発注量 | a |
注記 網掛けの部分は表示していない。
ア 30
イ 40
ウ 60
エ 80
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正解:ア
解説:
網掛けになっている第1週の「部品Bの発注量」を考えてみます。第2週では80個のBを必要としますが在庫は20個しかありません。80-20=60個が不足しています。
さらに条件として安全在庫として総所要量の25%が必要ですので2週の総所要量80個の25%を安全在庫とします。80×25%=20個
上記より第1週のBの発注量は60+20=80個であることが分かります。
次に第2週終了時のBの在庫量について考えます。第2週開始時には第1週の在庫量20個と発注した80個で20+80=100個の在庫がありました。ここから総所要量として80個を使うことになるので100-80=20個が第2週終了時のBの在庫量となります。
続いて空欄aの第2週のBの発注量を考えます。第3週では40個のBを必要としますが、在庫は20個しかありません。40-20=20個が不足しています。
安全在庫として総所要量の25%が必要ですので3週の総所要量40個の25%を安全在庫とします。40×25%=10個
上記より第2週のBの発注量(空欄a)は20+10=30個であることが分かります。したがって30個であるアが正解です。
ちなみに残りの網掛け部分ですが第3週終了時のBの在庫量は第2週の在庫量20個と発注量30個を加算し20+30=50個の材料から40個生産に使うので50-40=10個となります。第3週の発注量は第4週の資料がないので算出できません。
単位 個
第1週 | 第2週 | 第3週 | |
製品Aの生産計画量 | 40 | 40 | 20 |
部品Bの総所要量 | 80 | 80 | 40 |
部品Bの在庫量 (生産終了後) |
20 | 20 | 10 |
部品Bの発注量 | 80 | 30 |
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