(FE)H30年秋 問47

オブジェクト指向におけるクラスとインスタンスとの関係のうち,適切なものはどれか。

 インスタンスはクラスの仕様を定義したものである。

 クラスの定義に基づいてインスタンスが生成される。

 一つのインスタンスに対して,複数のクラスが対応する。

 一つのクラスに対して,インスタンスはただ一つ存在する。

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正解:イ

解説:
オブジェクト指向におけるクラスとはオブジェクトを抽象化したものです。例えば図形というオブジェクトがあった場合に丸、三角、四角と言った図形の種類があります。これをクラスと考えます。そして丸というクラスには大きさ、枠の色、面の色、表示位置と言った詳細情報があります。これをインスタンスと呼びます。座標(100,50)、大きさ(30)、枠の色(黒)、面の色(赤)の丸という図形。と考えると解りやすいと思います。

ア.クラスにより仕様が定義されます。

イ.正解です。クラスの定義に基づきインスタンスが生成されます。例えば上記の例の場合に「丸」というクラスには無い頂点角というインスタンスが生成されることありません。

ウ.ひとつのクラスに対して複数のインスタンスが対応します。「丸」というクラスのインスタンスに座標、大きさ、枠の色、面の色などがあるイメージです。

エ.ひとつのクラスで複数のインスタンスを作ることができます。「丸」というクラスで面の色が赤、青、黄色などの異なった色の「丸」を作成することが可能です。

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