(IP)R2年秋 問40

プロジェクトマネジメントの活動には、プロジェクト統合マネジメント,プロジェクトスコープマネジメント,プロジェクトスケジュールマネジメント,プロジェクトコストマネジメントなどがある。プロジェクト統合マネジメントの活動には,資源配分を決め,競合する目標や代替案間のトレードオフを調整することが含まれる。システム開発プロジェクトにおいて,当初の計画にない機能の追加を行う場合のプロジェクト統合マネジメントの活動として,適切なものはどれか。

 機能追加に掛かる費用を見積もり,必要な予算を確保する。

 機能追加に対応するために,納期を変更するか要員を追加するかを検討する。

 機能追加のために必要な作業や成果物を明確にし,WBSを更新する。

 機能追加のための所要期間を見積もり,スケジュールを変更する。

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正解:イ

解説:
プロジェクトマネジメントのデファクトスタンダードであるPMBOKでは9つの知識エリアでプロジェクトを管理しますが、2つ以上の知識エリアにまたがって管理すべき問題は統合マネジメントとして管理します。

ア.費用の見積もり、予算の確保はコストマネジメントで行います。

イ.納期の変更はコストマネジメント、要因の追加は人的マネジメントで行うので2つの知識エリアにまたがる問題と捉えられるので統合マネジメントで扱うことが適当です。

ウ.作業の明確化やWBS図の作成はスコープマネジメントで行います。

エ.所要時間の見積もりやスケジュール変更はタイムマネジメントで行います。

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