A社のIT部門では,ヘルプデスクの可用性の向上を図るために,対応時間を24時間に拡大することを検討している。ヘルプデスク業務をA社から受託しているB社は,これを実現するためにチャットボットをB社が導入し、活用することによって,深夜時間帯は自動応答で対応する旨を提案したところ,A社は24時間対応が可能であるのでこれに合意した。合意に用いる文書として,適切なものはどれか。
ア BCP
イ NDA
ウ RFP
エ SLA
解説を読む
正解：エ
解説：
サービスの提供者と利用者がお互いにどのようなサービスを提供するかという基準を示したものがSLA(サービスレベル合意書）です。SLAが守られているか、改善点がないかなどはSLM(サービスレベル管理）でPDCAサイクルを利用します。
ア．BCP（Business continuity planning：事業継続性計画）は災害時などに事業をどのように継続するかや事業を再開する順番や手順などを平時に計画することとです。BPMによる見直しも必要とされます。
イ．NDA（non-disclosure agreement：秘密保持契約）は業務上で知り得た秘密を他社に漏洩しないなどの契約です。損害賠償等の罰則を定めることもできます。
ウ．RFP（Request for proposal：提案依頼書）は利用者側が開発者側（ベンダ）に対して具体的なシステム開発の提案を依頼する文章です。
エ．SLA（Service Level Agreement：サービスレベル合意書）正解です。上記解説もご参照ください。
解説を閉じる
コメント