パスワードの解読方法の一つとして,全ての文字の組合せを試みる総当たり攻撃がある。“A”から“Z”の26種類の文字を使用できるパスワードにおいて,文字数を4文字から6文字に増やすと,総当たり攻撃でパスワードを解読するための最大の試行回数は何倍になるか。
ア 2
イ 24
ウ 52
エ 676
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正解：エ
解説：
パスワード等に利用される文字列の組み合わせをすべて試すことでパスワードを暴く手法を総当たり攻撃（ブルートフォースアタック）と呼びます。パスワードの組み合わせを増やす（パスワード強度を上げると言います。）方法としてパスワードに使える文字種類を増やす方法とパスワードの桁数を増やす方法があります。ブルートフォースアタックに強いパスワードは英数字大文字小文字記号などの多種類の文字と十分な桁数が必要です。
パスワードの組み合わせの数は次式で求めることができます。
パスワード数＝文字種類数桁数
本問ではアルファベットの大文字Ａ～Ｚの26文字を4文字（4桁）から６文字（6桁）に増やした場合に何倍の強度あるかが問題となっています。
4文字の場合＝264
6文字の場合＝266
何倍かが問題ですので以下の式で計算します。
266÷264＝26(6-4)
＝262
＝676
上記のとおりとなり676倍の強度になるのでエが正解です。
正解は上記のとおりですが実際に解く際には262と出た時点で選択肢で26以下であるア、イは消すことができます。さらにウの52は26の2倍でしかありませんので262よりも小さな数値であることは明白です。すなわち26×26を計算する必要なくエを選択することが可能です。正しい正解の求め方と共に試験対策としての時短正解を求める方法も考えておくと良いでしょう。
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