(IP)R2年秋 問78

通信プロトコルとしてTCP/IPを用いるVPNには,インターネットを使用するインターネットVPNや通信事業者の独自ネットワークを使用するIP-VPNなどがある。インターネットVPNではできないが,IP-VPNではできることはどれか。

 IP電話を用いた音声通話

 帯域幅などの通信品質の保証

 盗聴,改ざんの防止

 動画の配信

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正解:イ

解説:インターネットVPNは公開されているインターネット網を利用してVPN(仮想専用線)を実現します。それに対しIP-VPNは通信事業者などが持つ独自の閉鎖したネットワーク空間を利用するので外部からの侵入が難しいという特徴があります。

ア.インターネットVPNでもIP電話の利用は可能です。

イ.通信品質の保証は公共回線を利用するインターネットVPNではできませんが、自社回線を利用するIP-VPNであれば可能です。

ウ.盗聴、改ざんの防止はインターネットVPNでも暗号化などで対応が可能です。IP-VPNの場合は外部からの侵入が難しいのであえて暗号化せずに通信速度を重視する運用がされる場合もあります。

エ.インターネットVPNでも動画配信は可能です。

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