流れ図Xで示す処理では,変数iの値が,1→3→7→13と変化し,流れ図Yで示す処理では,変数iの値が,1→5→13→25と変化した。図中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
(注)ループ端の繰返し指定は,変数名:初期値,増分,終値を示す。
a | b | |
ア | 2i+k | k:1,3,7 |
イ | 2i+k | k:2,2,6 |
ウ | i+2K | k:1,3,7 |
エ | i+2K | k:2,2,6 |
解説を読む
正解:エ
解説:
流れ図Xに従いi=1、k=1として2i+kとi+2kをそれぞれ計算します。
2i+k=2+1=3
i+2k=1+2=3
それぞれiが1→3と遷移することが分かりましたのでi=3,K=2として計算を続行します。
2i+k=6+2=8
i+2k=3+4=7
問題文にはiは1→3→7と遷移するとなっていますのでaの空欄にはi+2kが入ります。
次に流れ図Yに従いi=1、k=1の場合とi=1、K=2の場合を考えます。
i+2k=1+2=3
i+2k=1+4=5
問題文にはiは1→5と遷移するとなっていますのでbの空欄にはk:2,2,6が入ります。
従って、aの空欄にはi+2k、bの空欄にはk:2,2,6が入りますのでエが正解です。
ちなみにYの流れ図に於いてK=1の場合はXの流れ図で既にトレースしているのでiが1→3で遷移することが分かりますのでKの初期値は1ではないことが分かります。すると消去法でk=2を初期値とするk:2,2,6が正解であると分かります。
実際の試験では上記のような時短による回答が必要ですが、理解のためにはそれぞれの流れ図の状態遷移をトレースることも大事です。
流れ図Xの変数iとkの遷移
i=1,k=1 i+2k=1+2=3 |
i=3,k=2 i+2k=3+4=7 |
i=7,k=3 i+2k=7+6=13 |
流れ図Yの変数iとkの遷移
i=1,K=2 i+2k=1+4=5 |
i=5,K=4 i+2k=5+8=13 |
i=13,K=6 i+2k=13+12=25 |
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