(IP)R3年 問76

IoTデバイス群とそれを管理するIoTサーバで構成されるIoTシステムがある。全てのIoTデバイスは同一の鍵を用いて通信の暗号化を行い,IoTサーバではIoTデバイスがもつ鍵とは異なる鍵で通信の復号を行うとき,この暗号技術はどれか。

 共通鍵暗号方式

 公開鍵暗号方式

 ハッシュ関数

 ブロックチェーン

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正解:イ

解説:

暗号化方式には主に共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式があります。(これらを組み合わせたハイブリッド方式もあります。)それぞれの違いはその名の通り暗号と複号に際して用いる鍵の違いです。

本問では暗号化するための鍵と複号を行う際の鍵が異なるとされていることから公開鍵暗号方式を採用していることが分かります。以上の事から正解はイです。

ハッシュ関数はハッシュ値を求めるための特定の計算式で、求められるハッシュ値は同一の長さを持つ一方行性関数です。一方行性関数とは同じ値からは同じ結果が表示されますが、結果から元の文字列を推測したり導き出したりすることができない関数を言います。この性質を用いることで暗号化やウィルスのパターン解析、ディジタル署名、ブロックチェーンなどに利用することができます。

ブロックチェーンは仮想通貨(暗号資産)の根幹となる技術です。

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