(IP)H30年春 問47

プロジェクトにおけるリスクには, マイナスのリスクとプラスのリスクがある。スケジュールに関するリスク対応策のうち,プラスのリスクへの対応策に該当するものはどれか。

 インフルエンザで要員が勤務できなくならないように, インフルエンザが流行する前にメンバ全員に予防接種を受けさせる。

 スケジュールを前倒しすると全体のコストを下げられるとき, プログラム作成を並行して作業することによって全体の期間を短縮する。

 突発的な要員の離脱によるスケジュールの遅れに備えて,事前に交代要員を確保する。

 納期遅延の違約金の支払に備えて、損害保険に加入する。

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正解:イ

解説:
マイナスのリスクとはそのリスクが発生することでプロジェクトに対して損害等を与える可能性があるものです。プラスのリスクとはリスクが発生したばあいでも損害等はありませんが、対応することでより良い結果をもたらすものです。

ア.従業員が勤務できない状態というのは現状よりマイナスの状態です。

イ.スケジュールの前倒しにより全体コストが抑えられるというのはプラスの状態です。仮にスケジュールの前倒しができなくても当初予定どおりならばマイナスになりません。

ウ.突発的な要因離脱はマイナスの状態です。

エ.違約金の支払いはマイナスの状態です。

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