(FE)H30年春 問03

AI におけるディープラーニングの特徴はどれか。
 “A ならば B である”というルールを人間があらかじめ設定して,新しい知識を論理式で表現したルールに基づく推論の結果として,解を求めるものである。

 厳密な解でなくてもなるべく正解に近い解を得るようにする方法であり,特定分野に特化せずに,広範囲で汎用的な問題解決ができるようにするものである。

 人間の脳神経回路を模倣して,認識などの知能を実現する方法であり,ニューラルネットワークを用いて,人間と同じような認識ができるようにするものである。

 判断ルールを作成できる医療診断などの分野に限定されるが、症状から特定の病気に絞り込むといった,確率的に高い判断ができる。

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正解:ウ

解説:
AI(artificial intelligence:人工知能)はコンピュータに人間のもつ知的な分野を行わせる技術のことです。中でも最近は人間の脳を模したニューラルネットワークに基づくディープラーニングが目覚ましい発達をして囲碁や将棋のプロ棋士を負かす事も可能になって来ました。

ア.いくつかのルールを設定しそのルールの組み合わせにより決定を推論する(解を求める)方法を命題論理と呼びます。

イ.ディープラーニングは特定分野に特化した問題解決を行います。例えばどんなに強い囲碁を打てるプログラムであっても囲碁専用であり、将棋の最適解を出すことはできません。

ウ.正解です。上記解説もご参照ください。

エ.AIの医療での活用は画像診断などにディープラーニングを用いることなどが考えられますが、ここでは症状から病気を特定するという経験則に基づくAIを意味しますのでCBR(Case-based reasoning:事例ベース推論)を意味します。

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