(SG)H30年春 問09

ネットワーク障害の発生時に,その原因を調べるために, ミラーポート及び LANアナライザを用意して, LAN アナライザを使用できるようにしておくときに,留意することはどれか。

 LAN アナライザがパケットを破棄してしまうので,測定中は測定対象外のコンピュータの利用を制限しておく必要がある。

 LAN アナライザはネットワークを通過するパケットを表示できるので,盗聴などに悪用されないように注意する必要がある。

 障害発生に備えて,ネットワーク利用者に対して LAN アナライザの保管場所と使用方法を周知しておく必要がある。

 測定に当たって, LAN ケーブルを一時的に抜く必要があるので,ネットワーク利用者に対して測定日を事前に知らせておく必要がある。

解説を読む


正解:イ

解説:
ミラーポートはネットワーク上のパケット(フレーム)をリアルタイムに複製(コピー)します。ミラーポートにより複製されたパケットをLANアナライザより分析することでネットワークの遅延状況(ボトルネックの発見)などに利用できます。

ア.本問ではミラーポートによって複製されたパケットをLANアナライザが利用しているので利用制限の必要はありません。

イ.LANアナライザではパケット内容を表示させるので盗聴などによる情報漏洩や悪用に注意をする必要があります。

ウ.LANアナライザは分析用の機器ですので利用者にその使用を知らせる必要はありません。

エ.LANアナライザは分析用の機器ですので利用者にその使用を知らせる必要はありません。また、ネットワークの一時停止などは起きません。

利用者にLANアナライザの使用を通達した場合、悪意を持って行動していた利用者が居た際に隠ぺいされる恐れがあるので利用者への通知は行いません。

解説を閉じる

コメント