(SG)H30年春 問26

暗号アルゴリズムの危殆化を説明したものはどれか。

 外国の輸出規制によって,十分な強度をもつ暗号アルゴリズムを実装した製品が利用できなくなること

 鍵の不適切な管理によって,鍵が漏えいする危険性が増すこと

 計算能力の向上などによって,鍵の推定が可能になり, 暗号の安全性が低下すること

 最高性能のコンピュータを用い, 膨大な時間とコストを掛けて暗号強度をより確実なものにすること

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正解:ウ

解説:
危殆化とは危険にさらさるという意味になります。ここでは暗号アルゴリズムの危殆化ということですので、「暗号化するための方法が危険にさらされる場合」と解釈すると良いでしょう。

ア.仮に暗号化技術が使えなくなったとしても暗号技術が危険にさらされたことにはなりません。

イ.鍵の漏洩により暗号が解読されたとしても暗号技術が危険にさらされたことにはなりません。

ウ.正解です。暗号化アルゴリズム(技術)が破られることになるので危殆化と言えます。

エ.暗号強度の向上であり暗号技術が危険にさらされたことにはなりません。

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