(FE)H29年秋 午前 問40

ディジタル署名における署名鍵の使い方と,ディジタル署名を行う目的のうち,適切なものはどれか。

受信者が署名鍵を使って,暗号文を元のメッセージに戻すことができるようにする。

送信者が固定文字列を付加したメッセージを署名鍵を使って暗号化することによって,受信者がメッセージの改ざん部位を特定できるようにする。

送信者が署名鍵を使って署名を作成し,その署名をメッセージに付加することによって,受信者が送信者を確認できるようにする。

送信者が署名鍵を使ってメッセージを暗号化することによって, メッセージの内容を関係者以外に分からないようにする。

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正解:ウ

解説:
デジタル署名は公開鍵暗号方式の仕組みを利用することで送信者が本人であること、本文が改ざんされていないことを保証するシステムです。デジタル署名を付ける際には送信者本人の秘密鍵(署名鍵)で本文のダイジェストを暗号化します。

ア.受信者は公開鍵を使って署名についている暗号ダイジェストを復号します。

イ.ここでの固定文字列がダイジェストを意味しますが、改ざんの有無は判定できますが部位の判定はできません。

ウ.正解です。上記解説もご参照ください。

エ.暗号化されるのはダイジェストであり本文は暗号化しません。

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