全部で 100 画面から構成されるシステムの画面を作成する。100 画面を規模と複雑度で分類したときの内訳は次のとおりである。
規模が“小”で,複雑度が“単純”である画面数:30
規模が“中”で,複雑度が“普通”である画面数:40
規模が“大”で,複雑度が“普通”である画面数:20
規模が“大”で,複雑度が“複雑”である画面数:10
全ての画面を作成する総工数を,表の作成工数を用いて見積もると何人日になる か。ここで,全部の画面のレビューと修正に5人日を要し,作業の管理にはレビューと修正の工数を含めた作業工数の20%を要するものとする。
ア 80
イ 85
ウ 101
エ 102
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正解:エ
解説:
ファンクションポイント法による見積もり事例の問題です。
まずは画面の規模と複雑度の画面数と工数を掛け合わせてそれぞれの工数を算出します。
規模が“小”で,複雑度が“単純”である画面数:30×0.4=12
規模が“中”で,複雑度が“普通”である画面数:40×0.9=36
規模が“大”で,複雑度が“普通”である画面数:20×1.0=20
規模が“大”で,複雑度が“複雑”である画面数:10×1.2=12
これらを全部加算したものが画面の作成工数となります。
12+36+20+12=80(人日)
画面のレビューと修正に5人日要するとありますので5人日を加えます。
80+5=85(人日)
さらに作業管理は全体工数の20%とありますので次式で求めます。
85+(85×20%)=85+17=102(人日)
上記の計算により102人日であるエが正解となります。
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