(IP)H30年秋 問47

IT サービスを提供するために, データセンタでは建物や設備などの資源を最適な状態に保つように維持・保全する必要がある。建物や設備の維持・保全に関する説明として,適切なものはどれか。

 IT ベンダと顧客の間で不正アクセスの監視に関するサービスレベルを合意する。

 自家発電機を必要なときに利用できるようにするために,点検などを行う。

 建物の建設計画を立案し,建設工事を完成させる。

 データセンタで提供している IT サービスに関する, 利用者からの問合せへの対応, 一次解決を行う。

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正解:イ

解説:
建物や設備の維持・保全を行うことをファシリティマネジメントと呼びます。落雷による過電流対策としてサージタップの導入、瞬電対策としてUPS(無停電電源装置)の導入、無停止システムの為の自家発電装置、地震対策としての免震構造などが挙げられます。

ア.サービスレベルの合意はSLA(サービスレベル合意書)で行います。

イ.正解です。自家発電の点検はファシリティマネジメントの一環と考えられます。

ウ.建築計画から完成の中に施設管理(免震構造など)を含める場合もありますが本問ではそれを明示していません。

エ.利用者からの問い合わせ窓口はITILのサービスマネジメントに於けるサービスデスクの役割です。

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