情報システム部がシステム開発を行い,品質保証部が成果物の品質を評価する企業がある。システム開発の進捗は管理部が把握し, コストの実績は情報システム部 から経理部へ報告する。現在, 親会社向けの業務システムの開発を行っているが、親会社からの指示でシステム開発業務に対するシステム監査を実施することになり,社内からシステム監査人を選任することになった。システム監査人として,最も適切な者は誰か。
ア 監査経験がある開発プロジェクトチームの担当者
イ 監査経験がある経理部の担当者
ウ 業務システムの品質を評価する品質保証部の担当者
エ システム開発業務を熟知している情報システム部の責任者
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正解：イ
解説：
監査を実施する場合には監査人と被監査部門に利害関係のないことが求められます。システム監査ではシステムの正当性を保証するために社外に依頼する外部監査と社内のみで行う内部監査があります。本問は内部監査に対して被監査部門である情報システム部と利害関係のない監査経験者が監査人として適任ということになります。
ア．開発プロジェクトチームの中核は情報システム部にあると考えられるので利害関係が認められるため不適格です。
イ．正解です。経理部ではコストの実績についての報告は受けていますが、開発業務に直接携わる訳ではありません。また監査経験者であることからも適切と考えられます。
ウ．品質保証部では成果物（ここではシステム開発）の品質を評価しているので利害関係が認められるため不適格です。
エ．情報システム部は被監査部門ですのでその部門長は利害関係者となり不適格です。
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