三つのタスクの優先度と、各タスクを単独で実行した場合のCPUと入出力装置(I/O)の動作順序と処理時間は、表のとおりである。優先度方式のタスクスケジューリングを行うOSの下で、三つのタスクが同時に実行可能状態になってから、全てのタスクの実行が終了するまでの、CPUの遊休時間は何ミリ秒か。ここで、CPUは1個であり、1CPUは1コアで構成され、I/Oは競合せず、OSのオーバヘッドは考慮しないものとする。また、表の( )内の数字は処理時間を示すものとする。
優先度 | 単独実行時の動作順序と処理時間(ミリ秒) |
高 | CPU(3)→I/O(5)→CPU(2) |
中 | CPU(2)→I/O(6)→CPU(2) |
低 | CPU(1)→I/O(5)→CPU(1) |
ア 2
イ 3
ウ 4
エ 5
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正解:イ
解説:
3つのタスクの実行状況をまとめると以下のとおりとなります。
CPUは1つなので並行処理はできません。それに対しI/Oは競合しないので同時に複数のタスクがI/Oを利用できるということになります。黄色で示した部分がCPUの遊休時間になります。1つの枠を1msとしているので合計で3msが遊休時間となりイが正解です。
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