(FE)H30年秋 問17

スプーリング機能の説明として、適切なものはどれか。

 あるタスクを実行しているときに、入出力命令の実行によってCPUが遊休(アイドル)状態になると、ほかのタスクにCPUを割り当てる。

 実行中のプログラムを一時中断して、制御プログラムに制御を移す。

 主記憶装置と低速の入出力装置との間のデータ転送を、補助記憶装置を介して行うことによって、システム全体の処理能力を高める。

 多数のバッファからなるバッファプールを用意し、主記憶にあるバッファにアクセスする確率を上げることによって、補助記憶装置のアクセス時間を短縮する。

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正解:ウ

解説:
スプーリングは処理速度の著しく異なる装置でHDDなどの補助記憶装置にデータを一時的に溜めて(スプール)おき、CPUの空き時間を利用して逐次スプールからデータを入出力装置に送る仕組みです。プリンタの印刷時に使用されることが多く、印刷命令を出すと対象ファイルの印刷イメージをスプールし、必要に応じてスプールファイルから順次プリンタにデータを送って処理を行います。スプーリングの機能がない場合には印刷が完了しなければ他の作業を行うことができないため効率が低下します。

ア.マルチタスクによるタスク切り替えの説明です。

イ.割込み処理の説明です。

ウ.正解です。上記解説もご参照ください。

エ.ディスクキャッシュ(ディスクバッファ)の説明です。

 

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