20日に令和元年秋の情報処理試験が実施されました。
同日に問題と解答が公開されましたので少し感想などを書いてみようと思います。午前問題しかまだできていませんしあくまで初見でやってみた感想ですのでご了承ください。
所要時間:1時間38分
得点率:81%
得点率80%前半は良くありませんね。もっとも後に計算問題を解き直しして計算ミスを見つけた問題も数問あるので見直していたらもう少し得点は上がると思います。(言い訳です)
また、ITパスの感想でも書きましたが31年春の問題の感想は諸般の事情により書けませんでしたのでご了承ください。
今回の試験から午前試験は計算問題が増えるとの予告(IPA1/24プレス発表)がされていましたが、そのとおりに従来よりも10%程度(問題数にして5問)計算問題が増えていました。前半の問16までの間の半分の8問が計算問題となっており計算に苦手意識がある方は序盤で心が折れてしまうかもしれない構成でした。
ただ、冷静に問題を分析するとそれぞれの計算問題で公式を覚えていなければ解けないような問題はなく題意どおりに式を立てて計算すれば良いので計算問題の難度としては高くなかったと思います。
全般にはセキュリティ系の問題が多い印象は最近の傾向を踏襲しています。セキュリティマネジメントと同じ問題が数問出題されることも今回も同様でした。計算、セキュリティ以外で目に付いたのはインダストリー4.0(第4次産業革命)に関する問題がITパスほどではないものの従来より増えています。
今後の試験では計算問題の難易度がカギになりそうです。数え方にもよりますが計算問題(類するもの含む)は19問出題されています。ざっくり20問と考えると25%は計算問題ということになります。今回程度の難度の問題が次回以降も続けば易化すると考えられますが、恐らく次回以降はこれに難度の高い問題を混ぜる比率を上げることで合格者の線引きを行うように思えます。
基礎的な暗記要素の強い分野は反復で覚え、計算問題は過去問を中心に数をこなす方向で対策をするのが良いかもしれません。
コメント