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ソフトウェアの品質を判定する指標として、機能単位の不良件数をその開発規模で割った値を“不良密度”と定義する。不良密度の下限値と上限値を設定し、実績値がその範囲を逸脱した場合に問題ありと判定するとき、A工程では問題がなく、B工程で問題があると判定される機能はどれか。ここで、不良密度の下限値は0.25件/KS、上限値は0.65件/KSとする。また、不良密度の下限値、上限値及び開発規模は、両工程とも同じとする。
機能 | 開発規模(KS) | A工程の不良件数(件) | B工程の不良件数(件) | |
ア | 機能1 | 10 | 6 | 3 |
イ | 機能2 | 20 | 14 | 10 |
ウ | 機能3 | 50 | 10 | 40 |
エ | 機能4 | 80 | 32 | 8 |
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正解:エ
解説:
ア.機能1 | |
\begin{align*} &A工程の不良密度=6\div10\\ &=0.6\\ &下限値0.25<0.6(正常範囲)\\ &上限値0.65>0.6(正常範囲)\\ \end{align*}問題なし |
\begin{align*} &A工程の不良密度=3\div10\\ &=0.3\\ &下限値0.25<0.3(正常範囲)\\ &上限値0.65>0.3(正常範囲)\\ \end{align*}問題なし |
イ.機能2 | |
\begin{align*} &A工程の不良密度=14\div20\\ &=0.7\\ &下限値0.25<0.7(正常範囲)\\ &上限値0.65<0.7(異常)\\ \end{align*}問題あり |
\begin{align*} &B工程の不良密度=10\div20\\ &=0.2\\ &下限値0.25>0.2(異常)\\ &上限値0.65<0.7(正常範囲)\\ \end{align*}問題あり |
ウ.機能3 | |
\begin{align*} &A工程の不良密度=10\div50\\ &=0.2\\ &下限値0.25>0.2(異常)\\ &上限値0.65>0.2(正常範囲)\\ \end{align*}問題あり |
\begin{align*} &B工程の不良密度=40\div50\\ &=0.8\\ &下限値0.25>0.8(正常範囲)\\ &上限値0.65<0.8(異常)\\ \end{align*}問題あり |
エ.機能4 | |
\begin{align*} &A工程の不良密度=32\div80\\ &=0.4\\ &下限値0.25<0.4(正常範囲)\\ &上限値0.65>0.4(正常範囲)\\ \end{align*}問題なし |
\begin{align*} &A工程の不良密度=8\div80\\ &=0.1\\ &下限値0.25>0.1(異常)\\ &上限値0.65>0.1(正常範囲)\\ \end{align*}問題あり |
上記の計算結果となりA工程で問題がなく、B工程で問題があるエが正解です。
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