IPA“組織における内部不正防止ガイドライン(第4版)”にも記載されている,内部不正防止の取組として適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- システム管理者を決めるときには,高い規範意識をもつ者を一人だけ任命し、全ての権限をその管理者に集中させる。
- 重大な不正を犯した内部不正者に対しては組織としての処罰を検討するとともに,再発防止の措置を実施する。
- 内部不正対策は経営者の責任であり,経営者は基本となる方針を組織内外に示す“基本方針”を策定し,役職員に周知徹底する。
ア a,b
イ a,b,c
ウ a,c
エ b,c
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正解:エ
解説:
- 一人に権限が集中すると他社からのチェック機能が働かず不正の温床となることが考えられます。職務分掌の考えとも逆行しており間違った記述です。
- 不正が見つかった場合には不正者に対する処罰はもちろん、他の不正者を出さないための再発防止策が必要です。
- 内部不正の最終責任者は経営者であり、経営方針に基づく不正防止対策の基本方針を従業員に対して徹底する必要があります。
上記より正しい表現はbとcになることからエが正解です。
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