(FE)H30年秋 問45

自社の中継用メールサーバで,接続元IPアドレス, 電子メールの送信者のメールアドレスのドメイン名,及び電子メールの受信者のメールアドレスのドメイン名から成るログを取得するとき,外部ネットワークからの第三者中継と判断できるログはどれか。ここで,AAA.168.1.5とAAA.168.1.10は自社のグローバルIPアドレスとし,BBB.45.67.89とBBB.45.67.90は社外のグローバルIPアドレスとする。a.b.cは 自社のドメイン名とし, a.b.dとa.b.eは他社のドメイン名とする。また, IPアドレスとドメイン名は詐称されていないものとする。

接続元 IP アドレス 電子メールの送信者のメールアドレスの
ドメイン名
電子メールの受信者のメールアドレスの
ドメイン名
AAA.168.1.5 a.b.c a.b.d
AAA.168.1.10 a.b.c a.b.c
BBB.45.67.89 a.b.d a.b.e
BBB.45.67.90 a.b.d a.b.c

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正解:ウ

解説:
本問での第三者中継とは接続元IPアドレス, 電子メールの送信者のメールアドレスのドメイン名,及び電子メールの受信者のメールアドレスのドメイン名がすべて自社とは関係ない第三者のものであることを意味します。

ア.接続元のIPアドレス(AAA.168.1.5)が自社のもので送信者が自社(a.b.c)、受信者が他社(a.b.d)となっているので自社から他社に向けてメールを送信した際のログです。

イ.接続元のIPアドレス(AAA.168.1.10)が自社のもので送信者が自社(a.b.c)、受信者が自社(a.b.c)となっているので自社から自社の社内メールを送受信した際のログです。

ウ.接続元のIPアドレス(BBB.45.67.89)が他社のもので送信者が他社(a.b.d)、受信者が他社(a.b.e)となっているので他社から他社へのログであることが分かります。ここでは自社が関係していないことから第三者中継であると判断できます。

ウ.接続元のIPアドレス(BBB.45.67.90)が他社のもので送信者が他社(a.b.d)、受信者が自社(a.b.c)となっているので他社から自社に向けてメールを受信した際のログです。

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