B社はA社の業務を請け負っている。この業務に関するB社の行為のうち,労働者派遣法に照らして,違法行為となるものだけを全て挙げたものはどれか。
①A社から請け負った業務を,B社の指揮命令の下で,C社からの派遣労働者に行わせる。
②A社から請け負った業務を,再委託先のD社で確実に行うために,C社からの派遣労働者にD社からの納品物をチェックさせる。
③A社から請け負った業務を,再委託先のD社で確実に行うために,C社からの派遣労働者をD社に派遣する。
ア ①,②
イ ①,②,③
ウ ②,③
エ ③
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正解:エ
解説:
①C社からの派遣労働者はB社が指揮命令権を持つのでA社から請負った業務をさせても問題ありません。
②C社からの派遣労働者はB社が指揮命令権を持つのでA社から請負った再委託のD社からの納品物のチェックをさせても問題ありません。
③C社からの派遣労働者をさらにD社に派遣する行為は2重派遣となり違法です。
①、②もB社内で行う合法的な仕事であれば内容を問わず指揮命令することができます。
派遣社員をさらに別の会社に再派遣する2重派遣は禁止されています。
上記より①、②は適法で③のみ違法行為となるのでエが正解となります。
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