(IP)H30年春 問52

内部統制における相互けん制を働かせるための職務分掌の例として,適切なものはどれか。

 営業部門の申請書を経理部門が承認する。

 課長が不在となる間, 課長補佐に承認権限を委譲する。

 業務部門と監査部門を統合する。

 効率化を目的として,業務を複数部署で分担して実施する。

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正解:ア

解説:
内部統制とは社内で不正行為が行われないように自浄能力を持たさることです。実行者と承認者を分ける職務分掌、公益通報者保護制度、コンプライアンスの徹底などがあげられます。

ア.営業部門(実施者)と経理部門(承認者)が異なることは職務分掌と呼べます。

イ.権限の委譲は職務分掌にあたりません。

ウ.統合はひとつにすることですので逆の作用です。監査部門と被監査部門は統合しません。

エ.効率化が目的の分担であり内部統制による職務分掌とは呼べません。

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