バイオメトリクス認証システムの判定しきい値を変化させるとき, FRR(本人拒否率)と FAR(他人受入率)との関係はどれか。
ア FRR と FAR は独立している。
イ FRR を減少させると, FAR は減少する。
ウ FRR を減少させると, FAR は増大する。
エ FRR を増大させると, FAR は増大する。
解説を読む
正解:ウ
解説:
FRR(False Rejection Rate:本人拒否率)は生体認証において本人を認証しない確率のことです。例えば眼鏡、帽子などの装飾品や化粧、成長、ケガなどの見た目の変化で本人を他人として認証できなくなってしまうことがあります。
FAR(False Acceptance Rate:他人受入率)は生体認証において他人を認証してしまう確率のことです。双子など非常に似た特徴をもっていたり、変装で本人になりすました際に他人を認証してしまう可能性があります。
一般にFRRとFARは相反の関係にあります。すなわちFRRが減少すれば、FARが増大します。逆にFRRが増大すれば、FARは減少します。
このことからウが正解となります。
解説を閉じる
コメント