(IP)H30年春 問14

個人情報取扱事業者における個人情報の管理に関する事例a~d のうち,個人情報保護に関する管理上, 適切でないものだけを全て挙げたものはどれか。

  1. 営業部門では,許可された者だけが閲覧できるように, 顧客リストを施錠管理できるキャビネットに保管している。
  2. 総務部門では,住所と氏名が記載された社員リストを,管理規程を定めずに社員に配布している。
  3. 販促部門では,書店で市販されている名簿を購入し,不要となったものは溶解処理している。
  4. 物流部門では,運送会社に配送作業を委託しており, 配送対象とはならない顧客も含む全顧客の住所録をあらかじめ預けている。

 a,b

 b,c

 b,d

 c,d

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正解:ウ

解説:

  1. 個人情報である顧客リストを見ることのできる人を限定し施錠管理するのは適切な行為です。
  2. 自社の社員であっても管理規定のないまま住所や氏名を配布するのは不適切な行為です。
  3. 市販されている広く知ることのできる情報の活用は適切な行為です。
  4. 運送業者に必要な個人情報を伝えることは問題ありませんが、対象者でない顧客情報を預けているのは不適切な行為です。

よって、bとdが不適切な行為となりますので正解はウとなります。

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