プロジェクトで発生した課題の傾向を分析するために,ステークホルダ, コスト,スケジュール,品質などの管理項目別の課題件数を棒グラフとして件数が多い順に並べ, この順で累積した課題件数を折れ線グラフとして重ね合わせた図を作成した。この図はどれか。
ア 管理図
イ 散布図
ウ 特性要因図
エ パレート図
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正解:エ
解説:
降順に並べたデータを棒グラフで表し、それぞれのデータの累積値を折れ線グラフで表す複合グラフをパレート図と呼びます。パレート図はABC分析などに利用されます。
パレート図の例
ア.管理図は上方管理限界と下方管理限界の間にデータがあることを確認するために使います。例えばある商品の長さの規格が10mmで±1mmが許容だとすれば9mm~11mmまでが許容であり下方限界が9mm、上方限界が11mmと解釈できます。
イ.散布図は2つの値の相関関係を表す図です。全体的に右上がりの場合は正相関、右下がりの場合は負相関、相関関係が認められない場合は無相関と呼びます。
ウ.特性要因図は形状が魚の骨に似ていることからフィッシュボーンチャートとも呼ばれます。複数の要因(原因)によって起きた特性(結果)を図式化します。
エ.正解です。上記解説もご参照ください。
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