複数の取引記録をまとめたデータを順次作成するときに,そのデータに直前のデータのハッシュ値を埋め込むことによって,データを相互に関連付け,取引記録を矛盾なく改ざんすることを困難にすることで,データの信頼性を高める技術はどれか。
ア LPWA
イ SDN
ウ エッジコンピューティング
エ ブロックチェーン
解説を読む
正解:エ
解説:
ハッシュ値はハッシュ関数によって計算される同一の長さを持つ一方行性関数です。一方行性関数とは同じ値からは同じ結果が表示されますが、結果から元の文字列を推測したり導き出したりすることができない関数を言います。この性質を用いることで暗号化やウィルスのパターン解析などに利用することができます。仮想通貨(現在では特定の国家の裏付けがないことから通貨との名称を用いずに「暗号資産」と言う方が推奨されます)の匿名で安全性の高い取引をするための基本技術としてブロックチェーンが用いられます。
ア.LPWA(Low Power, Wide Area)は小さな電力で長時間稼働が可能であり、かつ広い範囲を結ぶことができる無線装置です。IoTに組み込まれる無線装置として利用されます。
イ.SDN(Software-Defined Networking)はネットワークをソフトウェアで仮想化する技術の総称です。
ウ.エッジコンピューティングはIoTデバイスによるビッグデータの収集をユーザー側に近い部分(エッジ)で処理することです。エッジコンピューティングにより加工されたデータを収集解析することで効率的なネットワーク資源の利用ができるされます。
エ.正解です。上記解説もご参照ください。
解説を閉じる
コメント